本論は第二次世界大戦後の三島由紀夫文学を中心に、テクスト生成の過程及び変容を考察し、三島文学の思想的意義と戦後言説空間上での位置づけを明らかにすることを目的としている。本論は全二部から成る。第一部は戦時下に一度書かれ、戦後に改稿された作品の分析・研究を行った。第二部は三島のニーチェ受容と戦後言説との関係性について分析・研究を行った。三島のニーチェ受容とその文学的実践が、戦後の国家再建の議論そのものを無効化してしまうことを明らかにした。 / 博士(国文学) / Doctor of Philosophy in Japanese Literature / 同志社大学 / Doshisha University
Identifer | oai:union.ndltd.org:doshisha.ac.jp/oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00001188 |
Date | 05 March 2015 |
Creators | 田中 裕也 |
Source Sets | Doshisha University |
Language | Japanese |
Detected Language | Japanese |
Type | Thesis or Dissertation |
Format | application/pdf |
Source | https://doors.doshisha.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB12964636/?lang=0 |
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