本論文では,配列制御ペプチド−ビニルポリマー・ハイブリッドの合目的的な機能設計とその精密合成法の確立を目指し,グラフト型,トリブロック型,マルチブロック型など多様な高分子形状のハイブリッドポリマーの設計およびその合成法について明らかにした.ペプチド−ビニルポリマー・ハイブリッドは,各構成成分の種類 (一次構造) やその組み合わせ方 (高分子形状) により無限の機能・構造設計が可能な新しいスマートバイオマテリアルであり,そのハイブリッド化の組み合わせ方は機能発現の鍵を握る重要な因子である.特に,ペプチド−ビニルポリマー・ハイブリッドによるGFP様の蛍光発現の再現,および全ユニットがアミノ酸で構成されたハイブリッドポリマーによる単鎖フォールディング形成の実現は,合成高分子化学の究極の目標の一つである人工タンパク質開発において大変意義深く,新しい設計・合成指針を提供する. / 博士(工学) / Doctor of Philosophy in Engineering / 同志社大学 / Doshisha University
Identifer | oai:union.ndltd.org:doshisha.ac.jp/oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00001542 |
Date | 22 March 2019 |
Creators | 西村 慎之介, Shin-nosuke Nishimura |
Source Sets | Doshisha University |
Language | Japanese |
Detected Language | Japanese |
Type | Thesis or Dissertation |
Format | application/pdf |
Source | https://doors.doshisha.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB13106333/?lang=0 |
Page generated in 0.0025 seconds