続縄文への移行は地域ごとに異なり道東は「逸脱継続型」、道南・道央は「変則回帰型」である。続縄文は縄文・弥生と同位ではあるが別系統の文化区分である。続縄文の生業は多様性を維持する。その背景には「中川モデル」にいう狩猟採集の柔軟性があり、「生業の特化」はそれに裏打ちされていた。生業成果の配分を調整する「域内交易」、自製・獲得不可能な非現地性物資を求める「渡海交易」があり、利器の鉄器化と準構造船の大型化により「渡海交易」が盛んになり文化変容が起きる。北海道では伝統的領域が解消され、東北北部では北海道続縄文人の定住が起こる。 / 博士(文化史学) / Doctor of Philosophy in History / 同志社大学 / Doshisha University
Identifer | oai:union.ndltd.org:doshisha.ac.jp/oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00027652 |
Date | 10 September 2020 |
Creators | 鈴木 信, Makoto Suzuki |
Source Sets | Doshisha University |
Language | Japanese |
Detected Language | Japanese |
Type | Thesis or Dissertation |
Format | application/pdf |
Source | https://doors.doshisha.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB13155972/?lang=0 |
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