本論文は、沖縄戦後史研究において、復帰運動や反戦平和運動の前史と位置づけられてきた伊江島土地闘争を研究対象とする。そして、実証性に乏しい伊江島土地闘争の具体像、及び新たな運動像の実証的な考察を目的とした。本研究の特色は二点ある。第一に、従来土着の問題として論じられてきた土地闘争に対して、沖縄住民の流動的な生から再検討したこと。第二に、運動から人びとの「自」を探る視点の再検討として、看過されてきたポスト「島ぐるみ」期の土地闘争を日本本土での学習経験や反戦平和資料館から考察したことである。 / 博士(現代アジア研究) / Doctor of Philosophy in Contemporary Asian Studies / 同志社大学 / Doshisha University
Identifer | oai:union.ndltd.org:doshisha.ac.jp/oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00028175 |
Date | 21 March 2021 |
Creators | 岡本 直美, Naomi Okamoto |
Source Sets | Doshisha University |
Language | Japanese |
Detected Language | Japanese |
Type | Thesis or Dissertation |
Format | application/pdf |
Source | https://doors.doshisha.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB13154745/?lang=0 |
Page generated in 0.0025 seconds