本論文では、謡曲、狂言、浄瑠璃、歌舞伎にまたがる数多くの演劇作品が、『諸道聴耳世間狙』の一之巻一、三之巻三、四之巻三、五之巻一、五之巻二という五つの物語で重層化されたことが確認できる。さらに重層化された演劇作品と当時の世相に関連する諸要素との融合によって、徹底的に登場人物を卑小化するという『諸道聴耳世間狙』の五つの物語の構成方法は、『諸道聴耳世間狙』の物語の構成方法に通じるものがあると想定される。 / 本论文中不仅发现了《诸道听耳世间猿》的一之巻一、三之巻三、四之巻三、五之巻一、五之巻二这五篇故事中的谣曲、狂言、净瑠璃、歌舞伎作品的重叠受容现象,还指出了通过戏剧和当时社会情况的融合,将人物彻底丑化这一《诸道听耳世间猿》的构成方法。 / 博士(国文学) / Doctor of Philosophy in Japanese Literature / 同志社大学 / Doshisha University

京都大学 / 0048 / 新制・課程博士 / 博士(教育学) / 甲第18017号 / 教博第158号 / 新制||教||145(附属図書館) / 30875 / 京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻 / (主査)教授 鎌田 東二, 教授 西平 直, 教授 矢野 智司 / 学位規則第4条第1項該当 / Doctor of Philosophy (Education) / Kyoto University / DGAM

本論文は竹田からくりに関する基礎的な研究である。文化・文学研究の立場から竹田からくりの演目や演技、構造・興行実態などを明らかにした。また、竹田からくりの実態に迫る研究資料と研究方法にまたがる新たな方法論を提示しており、絵画資料の精力的な調査と現存からくりの詳細な調査を総合することで竹田からくりの動態を明らかにしている。さらに絵画資料の詳細な比較分析によってからくりの動態を推定していく方法も独創的である。 / This paper is a basic study on Takeda-Karakuri. From the standpoint of cultural and literary research, I clarified the works, performances, structures from the standpoint of cultural and literary research, I clarified the works, performances, structures and performance forms of Takeda-Karakuri. This paper presents a new methodology for research materials and methods for Takeda-Karakuri. / 博士(国文学) / Doctor of Philosophy in Japanese Literature / 同志社大学 / Doshisha University

京都大学 / 新制・論文博士 / 博士(人間・環境学) / 乙第13576号 / 論人博第56号 / 新制||人||256(附属図書館) / 京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻 / (主査)教授 須田 千里, 教授 熊谷 隆之, 教授 長谷川 千尋, 教授 寺内 直子 / 学位規則第4条第2項該当 / Doctor of Human and Environmental Studies / Kyoto University / DGAM

京都大学 / 0048 / 新制・論文博士 / 博士(文学) / 乙第13152号 / 論文博第639号 / 新制||文||661(附属図書館) / 京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻 / (主査)教授 根立 研介, 教授 横田 冬彦, 教授 平川 佳世 / 学位規則第4条第2項該当 / Doctor of Letters / Kyoto University / DGAM