在中日文裡要表達某個物體的上方空間時,都會使用「上」這個字。因此中國人學日文或是日本人學中文時,往往會認為中日文的「上」是完全的對應。但仔細觀察中日文中關於「上」的例子,我們可發現很多實例並非呈現一對一的對應關係。本論文主要目的在以中日對照研究的立場,應用認知語言學的形象圖式及形象圖式轉換與隱喻和轉喻理論解釋中日文「上」的多義和語義延伸的現象,並描繪出中日文「上」的語義網絡。
本論文共分成五章。第一章,概述研究動機和方法及研究範圍。第二章,藉由形象圖式理論分析中文「上」的基本空間意義及延伸的意義。第三章,藉由形象圖式理論分析日文「上」的基本空間意義及延伸的意義。第四章,比較中日文「上」的共通點及相異點,並透過圖表來清楚呈現出其對應關係。第五章,本論文的總結,繪出中日文「上」的語義網絡,並提出本論文今後研究的課題。
【關鍵字】:認知語言學、形象圖式、被觀察者、參考體、語義延伸、隱喻、轉喻、文法化 / 中国語と日本語で〈ある物体の上部・上方〉といった空間を表現する際、中国語でも日本語でも同じ「上」という漢字を用いる。このため、日本語を学ぶ中国語母語話者、また中国語を学ぶ日本語母語話者が、日本語の「Nの上」と中国語の「N+上」を一義的に対応させて使用してしまうケースが多い。しかし、実際の用例を見ると「Nの上」と「N+上」が一義的に対応しない場合が多数存在する。そこで、本稿では「上」を取り上げ、認知言語学の考え方を導入して、日中対照研究の立場から、その共通点・相違点を比較し、日中両語の対応関係を明らかにすることを目的とする。また、認知言語学の意味拡張の概念を用い、その意味・用法がどのような認知プロセスを経て生まれたものであるのかを図示で解明してみたい。
本稿は五つの章からなる。第1章は序論である。第2章では、中国語のプロトタイプ的意味とその拡張された意味を論じる。第3章では、日本語のプロトタイプ的意味とその拡張された意味を論じる。第4章では、対照研究を通じて、日本語と中国語の対応関係を論じる。第5章は、分析した結果をまとめ、今後の研究の方向と課題を述べる。
【キーワード】:認知言語学、イメージ・スキーマ、トラジェクター、ランドマーク、意味拡張、メタファー、メトニミー、文法化
Identifer | oai:union.ndltd.org:CHENGCHI/G0094556006 |
Creators | 林維瑄, Lin, Wei hsuan |
Publisher | 國立政治大學 |
Source Sets | National Chengchi University Libraries |
Language | 日文 |
Detected Language | Japanese |
Type | text |
Rights | Copyright © nccu library on behalf of the copyright holders |
Page generated in 0.0148 seconds