本博士論文は、ジャンケレヴィッチとレヴィナスの相互照射を試みた。ジャンケレヴィッチは、自他関係の相互性を前提に形而上学を考えた。他方、レヴィナスは、自他関係の非相互性を前提に倫理を考えた。すると、両者はかみ合わないのか。そうではない。前者の場合は、「私」は道徳的になるべく努力しなければならないが、道徳は既に存在しているし、後者の場合は、「私」は既にして道徳的倫理的だからである。本論文は、われわれが経験的には前者に賛成することを解明した。 / 博士(哲学) / Doctor of Philosophy / 同志社大学 / Doshisha University
Identifer | oai:union.ndltd.org:doshisha.ac.jp/oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00001474 |
Date | 13 September 2018 |
Creators | 田中 優一, Yuichi Tanaka |
Source Sets | Doshisha University |
Language | Japanese |
Detected Language | Japanese |
Type | Thesis or Dissertation |
Format | application/pdf |
Source | https://doors.doshisha.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB13079708/?lang=0 |
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